決して多くはないのですが、モルモン教に脱会届を出したらビショップから電話が掛かってきて怒鳴られたとか、面談を拒否し本人は退会したつもりだったのに数年後にワード大会のお知らせのハガキが来てびっくり仰天して確認したら会員籍が残ってたいたといったケースの報告があり、モルモン教管理本部に尋ねてみました。
公式サイトの問い合わせフォーム経由で会員統計記録課の成田某という人物に質問してみました。
退会方法を尋ねたところ以下の回答
l 登録の抹消を希望する成人の教会員から署名入りの文書をビショップへ提出。
l ビショップは抹消をするとバプテスマの効力が 失われることを説明する。
l ステーク会長は受け取った書類を検討する。
l 30日以内に撤回の請求が無ければ、書類が本部へ送られ会員記録からの抹消の手続きが行われる。
一方
http://www.mitchan.jp/som/modules/icontent/index.php?page=204
に記されている北海道の方が電話で問い合わせたた情報は以下のとおり
>「脱会届を出すと確認のはがきがあなたの自宅へ郵送されます。
>それをそのままにしておくと、脱会の手続きが始まります。
>ワードと本人、ワードと管理本部でそれらの手続きを行うので、完全に脱会が終了するまでには1、2ヶ月ほど要します」
だいぶニュアンスが違います。
「確認のはがき」なるプロセスは存在しません。
それから脱会届を提出するのはモルモン教側は「所属のビショップ」と主張してますが、これに従わねばならない理由はなく「管理本部 会員統計記録課宛」で良いと思います。
団体脱退に関する民法の規定は以下のとおりです。
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民法の規定
民法97条1項
隔地者に対する意思表示は、その通知が相手方に到達した時からその効力を生ずる。
民法第540条1項
契約又は法律の規定により当事者の一方が解除権を有するときは、その解除は、相手方に対する意思表示によってする。
同 2項
前項の意思表示は、撤回することができない。
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>「「脱会の手続きには面接を要しません。もしそのような要請があっても断って結構です」という返答でした。」
面談要請があったら断って良いか?と質問しましたが、「地元のビショップに聞け」の一点張りでした。
またビショップが退会届を提出した人物に対して恫喝や届そのものを受け付けないといった不法行為があった場合、モルモン教内部で誰に訴えれば良いのかという当方からの質問に対してはどういう聞き方をしても沈黙(返答なし)です。
この場合、提訴でもしろということなのでしょうね。きっと。
法務局の人権擁護委員会に問い合わせたところ、政教分離の原則を根拠として介入は行わないとの回答でした。
民法の規定に違反する人権侵害が起こっています。
如何に政教分離とはいえ、あまりにも不介入過ぎるのではないかと個人的には考えています。
>本件について、2005年5月7日、当サイト作成者は地域七十人の中野氏に直接お会いする機会があり話し合いをもつことができました。
このくだりですが、あくまで中野氏個人の見解であって、モルモン教そのものが何かしらのコミット
したわけではありませんよね?
他の宗教でも同様な問題が起こってないかいくつか確認しモルモン教の場合と類似した問題があることが分かってきました。
退会の自由が阻まれる宗教信条の自由って何?です。